山文呉服店

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厄除け

2021年02月11日
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華やかな衣装に素晴らしい歌声で皆様良くご存じの「宝塚歌劇団」さんの卒業式。
この式での正装は「黒紋付に袴」姿なんですよ。
ついつい、お祝いの席やおめでたい席には「華やかなお着物では?」と思ってしまいますよね。
では、何故、紋付なんでしょう???

 
 女性には4回も「大厄」が有ると云われています。
その4回とは・・・・・・
数え年の 19歳 33歳 36歳 61歳なんだそうです。
環境が変化する時期でもあり、気持ちや感情が不安定になりやすく、体調(ホルモンバランス)が崩れやすいのが、この時期にあたるのだそうです。
 ですので、日本では古くから、女の子は19歳の時に「紋付」を作るんだそうです。
何故なら、先ず1番最初にやってくる「大厄」の難を逃れると云う意味合いで、家紋=ご先祖様、ご家族に守られる様にと、初めて家紋の入ったお着物に袖を通すのです。
 「ん?んん?初めての家紋???」と思われたことでしょう??
お嬢さんがこれまでにお召しになられた「初着」「七五三」「振袖」には家紋が入って無かったかと思います。
チョッと思い返してみて下さい。男の子だと「初着」「七五三」「紋付」には家紋が入っていませんでしたか?




おおい町大島地区では、こんな風習があります。
それは・・・・
33歳の厄払いに「留袖」をお召になるのです。
何故、留袖なの????
それも、当日、お話させて頂きたく存じます。